アセスメント思考、という武器
看護師を26年続けてきて、一番磨かれたものは何か。
手技でもない。知識でもない。
目の前の状況を、情報の優先順位で読み解く力だった。
救急現場でやっていること
救急外来で患者さんを受け入れるとき、最初の30秒で見るものは決まっている。
- 呼吸:している・していない・苦しそう
- 循環:顔色・脈・皮膚温
- 意識:反応する・しない・混乱している
この3つが揃っていなければ、まず手を動かす。整っていれば、次の層を見に行く。
この「層構造で見る」が、アセスメント思考の核心だ。
これはビジネスでも同じだった
MIGAKI BASEの事業計画を作るとき、最初に無意識でやっていたのは同じこと。
- 生存:キャッシュは回るか
- 機能:法的に動かせるか(旅館業許可)
- 差別化:何で選ばれるか
生存が危うければ、差別化の話をしても意味がない。でも多くの起業本は、最初から差別化の話をする。
救急で言えば、意識レベルの前にリハビリの話をしているようなもの。
この思考は売れる
2026年の今、「アセスメント力を持つ人」は市場で足りない。AIは情報を生成できるが、目の前の個別状況を層構造で読み解く判断はまだ苦手だ。
看護師がこのスキルを言語化して、ビジネス文脈に翻訳できたら、それは独立した職能になる。
私はそれを、ここで少しずつ言葉にしていく。